鍵屋といえば、ホームセンター等で見かける合鍵ショップのイメージが強いですが、鍵屋クラシトキーでは、合鍵作製はもちろん、鍵が全く無い状態からでも鍵を作製できます。合鍵作製は見本となる鍵を見ながら同じように金属を削る作業ですが、鍵を紛失の場合は、見本となる鍵が無い状態からスタートとなります。一体どのようにして鍵を作製しているのか?興味はございませんか?今回、作業員の協力により、鍵の作製手順のご説明を行います。
お客さまがお乗りになられているお車の車種名をお伺い出来ますか?
では、ここからは作業員にて作業の流れを説明していきます。
同じライフでも、型式や年式・グレードによって車種の形が異なるのと同じで、鍵の形状も、型式や年式・グレードによって異なってきます。(※作業費用も作業時間も異なってきます。)
※今回は、分かりやすくするために一番単純な「ギザギザタイプ」でご説明をしていきます。
まず最初に行う作業は、鍵穴から鍵の凸凹を読み取ることから始めます。
鍵穴を覗き込み、鍵の凸凹の構造がどうなっているのかを確認します。凸凹を見ることが出来れば、どのような順番でギザギザを削っていくかがわかります!車を購入した時についてくるキーナンバーからも凸凹の形状を照会することは出来ますが、鍵の紛失時にキーナンバーだけお持ちのケースは少ないので、クラシトキーの作業員は鍵穴から鍵の形状を読み取ります。
予め準備している色々な凸凹の鍵を用意し、それを参考にしながら、先ほど読み取った凸凹を削っていきます。ホームセンターや合鍵ショップではこういった用意が無いため、元々の鍵を見ながら同じように削る作業になります。スペアキーのスペアキーなどは金属の摩耗で凸凹が正確でないため、コピーを重ねる毎に形状が少しづつ変わっていき、回らない鍵となります。スペアキーの作製は鍵職人がきちんといるお店での作製をオススメいたします。
最後に行うのがドアの開閉チェックとエンジンが掛かるかのチェック作業となります。
鍵を差し込み、スムーズな開け閉めが出来るかの最終チェックです。表で試して、裏で試して、エンジンを掛けたり・切ったり。問題なければ無事納品となります。
お電話をお受けして、鍵のお渡しまでに約30分の作業となりました。
今回は一番単純なギザギザキーでしたが、最近のスマートキータイプであれば、車内コンピューターとの登録作業も必要となります。次回は、イモビライザーキーの作製についてご説明いたします。