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暮らしの安全お助け隊!防犯対策とその手口

ピッキング対策

針金状の特殊工具を使い、鍵穴から鍵を開けてしまう手口がピッキングと言われる方法です。よくドラマや映画などで鍵を覗き込んで、針金で「カチカチ」と開けているシーンがありますので、イメージがつきやすいかもしれません。本来は鍵の専門業者だけが扱える特殊工具を使うものですが、窃盗団などのグループであれば鍵の構造が分かっており解錠出来てしまいます。もちろん対策は取られているので、素人が簡単に出来ることではありません。なお、2003年9月に施工されたピッキング防止法によって鍵屋以外の特殊工具の携帯は禁止されています。

悪質手口:鍵穴から開錠を狙うピッキング開錠
通行者の多い道沿いの家よりも、玄関が奥まって見えにくい場所のほうがこの手口を使われるケースが多くなります。ピッキングの対策としては、各種錠前メーカーも色々行っていますが、特殊工具があったとしてもピッキング対応が困難な「ディンプルキー」タイプへの変更や、「1ドアに2ロック」のように錠前の数を増やしてしまうという方法が有効的です。また人の気配でセンサーライトをつけたりすることも空き巣犯の苦手な「光」として効果的になります。完全なピッキング対策としては、鍵穴自体が存在しない、「暗証番号錠」や「カードキー」「指紋認証キー」などの電子錠への変更が有効です。
このカギは数秒で開けられてしまいます
早ければ解錠までに10秒
2000年から2003年頃にピッキング被害が一番急増しました。全国で3万件ペースで被害が出ており、原因としては日本で一番のシェアを誇る「美和ロック社製」の特定のカギが中国の窃盗団グループに狙われたことにあります。窃盗団にかかると10秒-30秒程度で解錠が出来てしまい、またそのカギには鍵穴が縦向きで平仮名の「く」の字に見える特徴があるため、利用しているかどうかが外側から直ぐに分かってしまいます。令和の現在のピッキング被害は当時に比べ格段に減っていますが、この種類のカギは、「一般住宅」「集合住宅」を問わず広く普及していたため、未だに住宅用の鍵として使用されているのが現状です。もし万が一現在ご利用の鍵が同型の場合は、強く交換をオススメしております。
サムターン回し対策

一般的な錠前は、外側から開けたり締めたりするときには、物理的な鍵が必要となりますが、室内側から操作する時には物理的な鍵を挿し込んで回すことなく、ボタンを押したり、サムターンと呼ばれるつまみのレバーを回したりすることで開けたり締めたりします。その当たり前と思われる原理を逆手にとり、郵便受けやドアの僅かな隙間を利用し、外側から室内のボタンを押したり、サムターンを回してしまう手口が「サムターン回し」と言われる方法です。ピッキングは外側を狙い、サムターン回しは室内側を狙って開錠します。

悪質手口:サムターン回しで開錠を狙う
狙われやすい場所はピッキングと大きく変わりませんが、サムターン回しの対策であれば、ピッキング困難な鍵に交換を行うよりも、経年劣化の建付などでドアに隙間が無いかの確認をする必要があります。例え僅かであったとしても、針金が通ってしまうようであれば、サムターン回しの防止ができているとは言えません。最も狙われる場所は、ずばりドアスコープです。外側から容易に外れてしまう場合、簡単に隙間が出来てしまいます。ドアについている郵便受けも室内に通じる道となりますので注意が必要です。対策としては、サムターン回し防止のカバーを取付したり、サムターン自体の着脱可能なタイプへの変更も有効です。室内から開けれないように対策するというのもピンと来ないかもしれませんが、「高齢者の徘徊防止」と似た対策になりますので、最近では電子錠などで対策されている方も多くみられます。
カム送り解錠対策

鍵穴を覆うカバーの隙間から、特殊な工具を差し込み「カム」と呼ばれる部品を不正作動させてしまうことにより、鍵を回したかのように解錠してしまう手口が「カム送り解錠」と言われる方法です。

悪質手口:シリンダーカバーの隙間からカム送り開錠を狙う
鍵穴を覆うシリンダーカバーの付け根部分はどのタイプでも多少は動きます。動く事が問題というわけではなく、動いた後の隙間から不正開錠が出来るかどうかが問題となります。通常ここからの隙間ではカンヌキ部分の不正作動は行えないのですが、「4メーカーの15種類の鍵」だけは、ここから解錠が行えてしまいました。2002年に警察庁で「該当危険機種」として実名で公表されましたが、その時点での利用数はなんと全国で900万台と言われています。この手口は鍵自体の問題ではなく、錠前本体(ケース)の問題ですから、対策としては、一式交換や特定の隙間を塞ぐ「対策パーツ」での対処が必要となります。カム送り対策
動くから危ないではありません
900万台が対象となっておりましたが、実はこの手口、ほとんど被害実例が報告されていないケースとなっております。当時の警察庁は被害実例がほとんどない段階で、異例ともいえる実社名での一斉通達を出し、それを受けた報道機関の早めの対処が功を奏し、瞬く間に世間に広く浸透し、疑わしき鍵を利用の場合は早めの対処を行うことが出来ました。クラシトキーにおいても当時は問い合わせを多く頂きましたが、このように社会全体で対策をすると、未然に防ぐことが出来る良い事例となっております。
バンピング対策

バンピングとは、「バンプキー」と呼ばれる特殊形状の鍵を鍵穴に差し込んで、ハンマーで少しずつ叩いて鍵を回してしまう手口です。この方法は「バンプキー」さえ手に入れてしまえば、後は特殊な技術は必要なく、誰でも数秒で簡単に鍵が開錠できてしまいます。精度がよいバンプキーであると、平均数秒から10秒の間に開錠ができます。

悪質手口:特殊なキーとハンマーを使って開錠するバンピング
2005年にオランダのTV局にてこの手法が紹介されましたが、日本ではこの手口による方法では開錠出来ないように対策をとっており、警察庁より被害事例は発表されませんでした。しかしながら鍵穴という「形」がある以上、今後もこういった「仕組み」を利用した開錠方法が出てこないとはいえません。対策としては「ピッキング」と同様に、鍵穴自体が存在しない、「暗証番号錠」や「カードキー」「指紋認証キー」などの電子錠への変更が有効です。
こじ開け・もぎ取り・突き破り対策

これらはかなり強行手段なので、コソコソと空き巣というイメージはなく、「強盗」といったイメージに直結するかもしれません。本来空き巣犯が嫌うと言われる「音」を気にすることなく、無理やり入ろうとする方法になります。「こじ開け」とは、銀行のATMなどが狙われるケースが多いですが、バールなどの金属棒でテコの原理を使い鍵を破壊する方法で、「もぎ取り」は、ドアノブを丸ごともぎ取ってしまうという手荒なものになります。また、ドアに元々ついているポスト部分を破壊し無理やり手を突っ込んで中の鍵を物理的に開けてしまう「突き破り」という方法もあります。

悪質手口:バールなどのこじ開け
悪質手口:ドアノブ丸ごと「もぎ取り」
悪質手口:ポストを破壊・突き破り
まずはご自身の安全を確保
このタイプに狙われると非常にタチが悪く、泥棒が最も気に掛けるはずの「音」や「光」を一切関係なく強硬手段で来ます。犯罪がバレてしまうことに抵抗がなく、目的に手段を選ばないといった方法のため、非常に問題です。万が一遭遇してしまった場合は、バールなどの金属等を持っている可能性も高いため、下手に抵抗することなく、まずはご自身の安全を確保する必要があります。少しでも狙われにくくするためには、補助錠などで物理的な鍵の数を増やし、すこしでも面倒だと相手に印象つけるしかありません。またこのような手口の場合は、防犯カメラの設置が一番の有効手段になります。最近の防犯カメラには遠隔で確認出来る機能がありますので、お手持ちのスマホで現在の状況を把握することが可能ですし、直ぐに警察に電話をすることや事件後の検挙率も格段に上がります。また近所でこのような場面に遭遇した場合は、静観するのではなくすぐに警察への通報をお願いします。
ガラス破り対策

空き巣対策というと、どうしても玄関や勝手口など、「ドア」に注目した対策が目立ってしまいますが、実際に空き巣被害にあっている要因で一番多いのは、「窓からの侵入」です。その中でも、ガラスの「焼き破り」が多く、理由は単純にガラスを割るときに発生する音を抑える効果があるためだと思います。ライターやバーナーで内鍵周辺を狙ってヒビを入れ、開錠を行う方法となります。

悪質手口:狙うのはドアだけではなく、ガラス破りにも注意が必要
特に狙われやすいのが戸建住宅の1・2階にある窓で、道路から死角になり見えにくい場所にある窓は特に注意する必要があります。クーラーの室外機や屋外のバイクなどを踏み場にし、2階に侵入したりすることも多く、また風呂場の窓やトイレの窓などに、鍵自体をかけていないケースも多く被害にあう要因となっております。鍵には補助錠などを取り付け、開錠に時間がかかりそうだということを印象つけておくのも対策となります。完全なガラス対策としては、防犯フィルムや防犯ガラスへの入れ替えなどで対処することも出来ますが、防犯フィルムにおいては、バーナーの熱などにも耐えうるタイプのものでないと効果は半減してしまいます。「こじ開け」や「もぎ取り」同様に、強行手段での手口となるため、やはり防犯カメラの設置も有効な防犯対策となります。
合鍵盗難対策

合鍵盗難という表現よりも、本人がポストの中や植木鉢の下などに隠しているつもりになっている鍵を、あたりまえに空き巣犯が利用し侵入してしまう方法です。空き巣犯の多くは「現場の下見」を行うため、人の出入りを見ていると、自然に隠し場所が分かってしまいます。この手口の場合、ドアやガラス・鍵穴などに傷跡などが残らないため、被害を受けているにもかかわらず、犯行に気づくのが遅くなってしまうという特徴もございます。

その合鍵、隠し場所バレてますよ!
「郵便受け」、「植木鉢」、「玄関マットの下」これらは空き巣犯でなくても直ぐに思いついてしまうあまりにもバレバレな隠し場所といえます。たとえ、2重ロックや複雑な形状の鍵を利用していたとしても、この手口の場合には、鍵自体が相手に渡ってしまうので全く意味がなくなってしまいます。防犯カメラも有効な対策となりますが、クラシトキーではあらゆる防犯の観点から、鍵穴自体が存在しない、「暗証番号錠」や「カードキー」「指紋認証キー」などの電子錠への交換を強くオススメしております。

お客さまの環境にあわせて、最適な防犯をご提案!

電子錠の開錠方法見本:暗証番号をかざして開錠する見本
電子錠の開錠方法見本:スマホアプリから開錠する見本
電子錠の開錠方法見本:カードをかざして開錠する見本
時代は電子錠!防犯意識に改革

新築住宅では当たり前に導入が始まっている電子錠ですが、現在の扉についている鍵を電子錠に交換することが出来ます。今ある鍵から同じタイプの鍵に交換するのも良いですが、アナログキーですと、一つでも紛失した際には、鍵交換およびスペアキーの管理が大変です。アナログキーから電子キーへ時代は変化しています。

時代は電子錠。電子錠の鍵交換もご相談下さい

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